| フォンウィルブランド病( vWD )は、遺伝性の出血性疾患です。この病気はヒトにおいてもよく発症する遺伝性の疾患です。
イヌにおける vWD は 1977 年、ドーベルマンで最初に報告され、多くの犬種で発症することが確認されています。特記すべきは、ドーベルマンにおいては、7割以上がこの病気の遺伝子を持つとという非常にイヌの世界に根付いている病気です。
この病気は、血液が固まる時に必要となる
フォンウィルブランド因子( vWF )と呼ばれる血漿タンパクが不足するために出血しやすく、かつ、止血しにくいという危険なものです。そのため手術後に出血がなかなか止まらずに命を落としてしまうということもあるようです。
症状として、粘膜部の出血(歯茎、鼻)、皮下出血(出血性のアザ)、胃腸管出血(血便)、血尿、通常より長い発情出血、怪我や切開手術などの際の異常出血、血腫、関節からの出血による運動障害といったものがみとめられています。もし、あなたの飼われているコーギが怪我をしたときになかなか血が止まらない。。という症状が見られたらまずこの病気をうたがってみてください。
フォンウィルブランド病( vWD )はType1〜3の種類があり、コーギはType1属します。このType1は常染色体優勢遺伝をします。つまりキャリアでも病気を発症します(程度は異なりますが)。
この疾患は遺伝子検査が行うことができますので、ぜひ検査を受けてください。
また検査を事前に受けこの疾患を持つことがわかれば、手術のときに輸血の準備ができ、もしものときに命を救うことができます。積極的に検査を受けましょう。 |